【感想】とある犯罪者の日常を読んで(ネタバレあり)

とあるフリーターの日常

 

 

 

とある○○シリーズの一つの分岐点。
既に完結している作品でもあります。

このシリーズの面白いところは分岐点があるところでした。
特に序盤の選択肢。
選択次第で透の人生は大きく変わります。

この点が一番衝撃的でした。
たった一瞬の判断の重みを直視した気分です。

少し考え方が変わっただけで、両親がこの世からいなくなる。
他のシリーズと比較してみて下さい。
透と両親は全く異なる関係になっています。
むしろ良好な関係になっていたりします。

それだけに最初の自殺場面を見返すと、
なんとも言えない気持ちになります。

ただここで善悪について○×をつけるつもりはありません。

衝動的な事件に関する自分の意見は、
まだ整理できていないことも理由です。

一般論で言えば、この類の事件はもちろんアウトです。
・自分を制御できないのは自分の未熟さによる。
・自分の行いで人の命を奪った。
こうした理由から、透の行いは許されないともとれるでしょう。

しかし、それだけで話を終わらせたくないのです。

個人的に気になった場面である、透が事件直前に述べた台詞。

「つーか、俺がこんな風になったのは、アンタらのせいだけどな。」
!?
!?
両親の反応。

確かに気持ちはわかります。
僕も
!?
となりかけたのは事実です笑

でもこの手の問題って、実はそう簡単なものではないと思うんですね。
いわゆる性格がおかしくなったのは、誰のせいだ問題、とでも言えましょうか。
ただこの場合、透の年齢と両親の性格を考えれば、
まあ透のせいだろうとなるでしょう。

しかし、この問題ってに結構根が深い問題である気がします。
話は少し漫画から逸れます。

引きこもりやニートになった原因として、
親の過保護や虐待なども理由としてあります。
この場合子どもに責任を求めるのは、
果たして正しいことでしょうか?
もし自分が同じ環境下にいた場合、
果たして前向きな性格になれたでしょうか?

過保護や虐待の事例は、ときに考えられないものもあります。

・例えば子どもの意思決定は全て親が握る。
(友達と遊ばせないなど。事例はさまざま。)

・一方的な暴力。
例えば想像してみて下さい。
身長120cmの小学生が170cmの大人から攻撃される恐怖。
道ですれ違う小学生に自分は力で負けるでしょうか?
逆の場合、身長220cmの人間に自分は勝てるでしょうか?

こうした背景を踏まえると、
全責任が当事者にあるという判断も、また早計かと思います。
この場合は、なにしてんだ透!ですが笑

この「とある犯罪者の日常」ですが、
途中の宝くじシーン等でまた話が分岐します。
(一発目で当てられなかったのは個人的に悔しい笑)

そして本筋のさよならEND。
本当にちょっとした選択次第なんだよなー。
「とあるフリーターの日常」を読んでそう振り返っています。

 


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